済州島四・三事件 「島のくに」の死と再生の物語 (岩波現代文庫) [ 文京洙 ]

   

「島のくに」の死と再生の物語 岩波現代文庫 文京洙 岩波書店チェジュトウ ヨン テン サン ジケン ムン,ギョンス 発行年月:2018年02月 予約締切日:2018年01月23日 ページ数:304p サイズ:文庫 ISBN:9784006003777 文京洙(ムンギョンス) 1950年東京生まれ。

立命館大学国際関係学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 済州島とはどんな島かー神話時代から植民地期まで(皐民(海の民)の時代/海の時代から陸の時代へ/植民地時代の済州島)/第2章 四・三事件への道のり(信託統治の挫折/済州島の人民委員会/三・一節事件)/第3章 四・三事件の経緯と殺戮(武装蜂起/阻止された単独選挙/分断国家の下で/焦土化作戦)/第4章 その後の済州島ー沈黙の壁を越えて(沈黙と停滞/変わる済州島社会/蘇る済州島/四・三特別法への道)/終章 記憶をめぐる対話に向けて(残された課題/記憶をめぐる戦争) かつて、朝鮮半島の南に浮かぶ島・済州島で、一三〇余りの村が焼かれ、およそ三万人の島民が犠牲となる凄惨な事件が起きた。

本書は長年タブーとして封印されてきたその実相を解明し、事件の歴史的背景、真相糾明に向けた困難な闘い、そして歴史と真実を恢復し島共同体が再生していく過程を描く。

事件七〇周年を期して増補のうえ文庫化。

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